そう、実はですね、山梨県の教育界というのは実に特殊な現状でして、今回民主党が政権を取ってしまいますと、ますますその特殊さが濃厚になるのではないかと危惧しているのです。
 この問題はある意味県内ではタブーなのか、誰もホントのことを書いたり言ったりしませんね。マスコミも尻込みしている。私は私学の人間でして、この問題の核心にある日教組(山教組)とは関係ありませんから、なんでも書けます…かと思いきや、そうでもなくて、まあ仕事柄たくさんの公立の先生方と交流がありますからね、あまり極端なことは書けません。
 いや、それは別に私自身の保身の問題とかではないんですよ。単純に本当のところが見えているからです。たとえば自民党が吠えたり、この本で指摘されていることが全て事実ではないということも知っているからです。
 なんのこっちゃ?という方も多いと思いますので、ごく簡単に説明しましょう。
 山梨県は日教組王国と表面上は言われています。なぜなら公立教員の山梨県教職員組合への加入率が95%を超えているからです。これは全国的にもかなり高い方です。ですから、この数字だけ見ればですね、山梨では徹底的に日教組的教育(先ほどの自民党のパンフ参照)が行われているかのような錯覚が起きて当然です。この本でも基本そういう紹介のされ方をしています。
 特にいわゆる山教組問題というのが、平成16年の参院選挙の時に起きてからは、他県の心ある親御さんは、絶対に山梨に移住なんてできない!と思ったことでしょう。
 そう、この本でも強烈にやり玉に上がっていますけど、あの時は、輿石東現民主党代表代行のために、公立学校の教職員ほぼ全員が数千万円に及ぶ裏カンパをしたり、本来の教育業務ほったらかしで票集めに奔走したんですよ。産経新聞がそれを初めて全国版で取り上げ、国会でもずいぶんと問題視されました。というか、他県の皆さんは「そんなことが現実にあるのか?」と驚かれたことでしょう。
 でも、そんなことはその時に限ったことではありません。全国的にも有名な「甲州選挙」では、そんなのは序の口でしたから。山梨特有の人間関係、地縁・血縁、ヤクザさながらの親分子分関係、無尽と言われる特殊なコミュニティー文化などは、今でも色濃く残っています。『中山成彬はなぜ日教組と戦うのか』 伊藤玲子 (ベストセラーズ) : 不二草紙 本日のおススメ (via ibuse) (via uessai-text)
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